正直このダシはこの料理に…と言い出すとキリがありません。
ポイントは「基本は動物性と植物性の合わせダシ」と「適材適所」ということです。
ダシはかつおだけとか、昆布だけとかで、使うとすごく量がいります。なんですごく量がいるかというと、それだけうまみを出すためなんです。
ポイントは「基本は動物性と植物性の合わせダシ」と「適材適所」ということです。
ダシはかつおだけとか、昆布だけとかで、使うとすごく量がいります。なんですごく量がいるかというと、それだけうまみを出すためなんです。
ところが、かつおと昆布の合わせダシだとどうなるか?
単品で使うのに比べてうまみが8倍になります。要するに普通にお家で使ってもらう分には、合わせたダシのほうがうまみを出しやすいってことなんです。
単品で使うのに比べてうまみが8倍になります。要するに普通にお家で使ってもらう分には、合わせたダシのほうがうまみを出しやすいってことなんです。
それと、合わせダシの基本は動物性と植物性のものを合わせること。さっきの場合だとかつお(動物性)と昆布(植物性)という組み合わせです。これはなべ料理を想像してもらうと分かりやすいかと思います。お湯に野菜やら肉やらを入れただけでは味が薄い。ところがそこに昆布一枚いれるだけでぐっとコクが出るんです。
つぎに「適材適所」のおはなしです。確かに、料理とだしの組み合わせには基本があります。
例えば、あっさりしたお吸い物には昆布と本鰹。みそ汁や煮物には昆布とサバの合わせダシ。おでんや粕汁には昆布とイワシの合わせダシ。お吸い物でつかった 本鰹のダシがおいしかったから、みそ汁にも使えるかといえばそうじゃない。水っぽいみそ汁になってしまう。昆布とサバの合わせだしを使ったほうがおいしい。
例えば、あっさりしたお吸い物には昆布と本鰹。みそ汁や煮物には昆布とサバの合わせダシ。おでんや粕汁には昆布とイワシの合わせダシ。お吸い物でつかった 本鰹のダシがおいしかったから、みそ汁にも使えるかといえばそうじゃない。水っぽいみそ汁になってしまう。昆布とサバの合わせだしを使ったほうがおいしい。
そういう「適材適所」の結果がこういう組み合わせになるんです。それだからこのダシはこの料理にっていう絶対的な「ルール」ではないんです。「合わせダシの基本」を使っていろんなダシを作って料理に使ってみてください。
自分の好みでいいんです。
そうやって「適材適所」を探していくと、それが地域の味だったり、家庭の味になるんではないでしょうか。
自分の好みでいいんです。
そうやって「適材適所」を探していくと、それが地域の味だったり、家庭の味になるんではないでしょうか。